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●英語指導の理念とそれを学ぶ学生の心得
特別講座
無料添削教室
◎応答式英作文練習(初級中級上級)
教授 中 野 幾 雄



英語指導の理念とそれを学ぶ学生の心得

● 認識をあらためて
語学力(英語)とは、 わが日本語を的確にかつ格調高く英文にて 表現する力、 つまり英訳の能力であるという認識が、諸君にとっては何よりも大切です。
つまりわれわれ日本人が日本語で思ったこと言いたいことを、 その思った通りに英語で表現できるようになりたいという願望は だれでももっているところですが、 いまそれをここであらためて 諸君に持ってほしいのです。
● 常に日本語を中心にすえる
そのようないわば明確な目的を持つことによって、 学習は常に日 本文を中心にすえて、 そこから英文への転換を図り考えるのです。 そしてその中でその日本文をよく吟味し、 見直してそれを適切に さばくこと、 およびその英訳へのプロセスを真剣に考えてこそ、 その実効は目に見えて上がるのです。

● 愚かしい従来の “英文読み専門方式"
英文が正しく書け、 それによって自分の意見や考え、 あるいは実 社会での業務上の各種情報を的確に英文で伝達することができる ようにするのが本学英語学科の英語指導の目的であるとの視点に 立てば、 従来のテキストの既成英文の 「読みと和訳、 およびその 英文丸暗記」 がいかに無駄の多いことか。 英訳が思うようにでき ないことを自らが認め知っている今、 多くの人達がその愚かさに 気づき始めているのです。

● “最小完成文" という考え方のすすめ
十分な応用力をつけ、 すらすら正しく英訳でができ、 英文が自由 に書けるためには、まずすべての英語の表現を生み出すのに必須の 基礎土台を日本語と比較しつつ理解することから始めなければな りません。
そのためには最小完成文という認識をもち、 それに必要な語句を 順次付け加えて行くという教授独特の “過程方式" を学び、 その 中でそれぞれの文法的な裏付けも完全に理解することが絶対に必要 になります。

● 動物調教
英会話といえどもこれらの過程プロセスによって英文を書かねば なりません。 そして会話はそれを紙に書く代わりに口に出す動作 に過ぎません。 だから英訳や作文ができない人は、 自分の意見で もない会話の決まり文句などテキスト英文を丸暗記するのです。 英会話教室での外人講師の repeat after me などと言われてそれ につづく、 繰り返しのひたすら丸暗記に徹する姿はまるで “動物 調教" を思わせます。

● ものを説明する能力
たとえば学生諸君、 いまある会社に勤務しているとしましょう。 その自分の会社の製品や扱い品目を目の前に置いて、 それの特性 や動作、 仕様、 使用方法などを適切に英語にて口頭で説明し得る 社員がはたしてその会社に何人いるでしょうか。 製品説明に会話 体も文章体も、 そのような区別などあろうはずはありません。
実社会では英文は正しく書けなければ何の意味もないのです。

ぜひあなたの一生の宝ともなる真の語学力をここでしっかりと身に つけられ、 本学で学んだ誇りがもてるよう、 切望してやみません。

PROFILE

中野 幾雄主任教授
昭和3年、長野県生まれ。中央大学法学部卒業。内閣調査室嘱託。 米国航空管制CAAライセンス取得。昭和40年シンクライト産業技術英語学校 開設、専門実務英語教育の先鞭を切る。
「やりなおしの英作文」など著書多数。